皆さん、医療費って本当に高いですよね。特に私たち成人は、病院の診察代よりも薬代が高く感じることが多いのではないでしょうか。
私も基礎疾患があって定期的に通院していますが、薬代の負担が大きいと感じています。さらに、子どもが歯列矯正をしているので、その費用もかかっています。また、小児の近視進行を抑制する「マイオピン」も自費診療で、国産に変わったため料金が上がりました。
病院には行かないわけにはいかないですが、毎年必ず「医療費控除」の申告手続きをしています。しかし、年間でこれだけ医療費を払っているのに、還付額が思ったより少ないと感じることも多いです。
では、「医療費控除」とは一体どのような制度なのでしょうか？
医療費控除とは？
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定の金額を超えた場合、その超えた分について所得税の還付が受けられる制度です。
つまり、医療費が高額になった場合、確定申告をすることで税金が戻ってくる可能性があります。
医療費控除の対象になる医療費は？
- 医師や歯科医師の診察費
- 処方された薬代
- 歯列矯正や視力矯正のための治療費（※条件あり）
- 通院のための交通費
※自費診療や保険適用外の費用も、一部対象になる場合があります。詳しくは国税庁のサイトを確認してください。
医療費控除の対象になる金額の条件は？
1年間（1月1日〜12月31日）に支払った医療費の合計が、
「総所得金額の5%」または「10万円」のどちらか少ない方を超えた場合、その超えた分が控除対象となります。
例えば、年収300万円の方なら、300万円の5%である15万円が基準です。
申告方法と必要な書類は？
- 1年間の医療費の領収書をきちんと保管
- 「医療費控除の明細書」を作成（国税庁のサイトに様式があります）
- 確定申告書に必要事項を記入して提出
病院や薬局で受け取った領収書は必ず保管しましょう。
実際にどれくらい還付されるの？
還付される税金の額は、医療費控除の金額×所得税率（5〜45%）によって決まります。
例えば医療費控除額が10万円で所得税率が10%なら、還付額は約1万円です。
医療費控除を上手に活用するコツ
- 家族全員分の医療費を合算して申告する
- 領収書はまとめて保管、明細書をこまめに作成する
- 定期的に医療費の合計をチェックしておく
まとめ
医療費控除を活用することで、家計の負担を少しでも減らすことができます。
特に薬代や矯正治療など費用がかさむ方は、毎年必ず申告しましょう！